いりやまと
いりやまと
C.Iと商標の切り替え
昭和末期~平成にかけて当時企業のイメージ戦略を上げることを目的としてC.I(コーポレートアイデンティティ)として企業理念などをロゴに象徴させて実施することが流行していました。
特に、建設業界は3Kのイメージを払拭するなどの目的で大手ゼネコンなど大企業も軒並みC.Iを実施し、ロゴの変更などもしてきました。
弊社も、当時建築部や石材部を創設したことから、昭和33年の会社創業当時から使用していたいりやまとのロゴが適切でなくなり「古くからの左官屋」というイメージの旧商標(いりやまと)から現在の英文字筆記体のNをイメージしたシンプルなものに切り替えました。ちなみに、山印・入山型は、江戸時代からの伝統で山を曲尺(かねじゃく)に見立てて大工さんなど建築業の商標として使われることが多く、その下の文字で、個性を表したそうです。
弊社の場合は、3代前の私(現社長)の曽祖父が西澤徳三郎という名前で、左官屋を生業としていたので、徳三郎の「と」の一文字を取り、祖父がこの商標にしたようです。
現在、この商標は使われなくなりましたが、昭和を生き抜いたいりやまとのスピリッツは、今の左官職人たちに脈々と受け継がれています。